PRISM

大日本住友製薬

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研究ニーズ提示型/募集要項

本年度の応募受付は終了致しました。

応募対象者

日本国内の大学や研究機関、企業などに所属する研究者で、応募内容の研究(共同研究・委託研究)を日本国内で遂行可能な方。

募集テーマ

テーマ名 20N01 
皮質/辺縁系の神経機能異常による精神疾患モデル動物の構築
募集テーマの概要

精神疾患発症の病態メカニズムにおいて、皮質/辺縁系の神経機能異常が関与していることが臨床において報告されています。このような臨床情報を反映した病態モデル動物は、精神疾患の治療薬を創製するうえで非常に有用です。
そこで、臨床で報告されている皮質/辺縁系の神経機能異常を模倣し、精神疾患(治療抵抗性うつ、双極性障害、統合失調症、不安障害、自閉症など)の各種症状(うつ、不安、社会性行動低下、意欲機能障害、psychosisなど)を呈する病態モデル動物を募集します。

望ましい条件
  • 臨床情報を反映した大脳皮質/辺縁系における神経機能異常を有していること
  • 構成概念妥当性・表面妥当性が高く、本病態モデルを用いて臨床における有効性を確度高く予測できること
  • いくつかの症状を呈することが望ましいが1つでも構わない
  • タスクを組み合わせたモデルであることが望ましいが必須ではない
対象外の条件
  • ヒトへの外挿性の低いモデル
  • げっ歯類および非ヒト霊長類以外を用いたモデル
研究費の上限

げっ歯類のみの場合:500万円
非ヒト霊長類の場合:750万円

PRISMにおける研究期間 2年
テーマ名 20N02 
ヒト予測妥当性の高いげっ歯類オキサリプラチン(OXA)誘発末梢神経障害モデルの構築とバイオマーカー探索 
募集テーマの概要

OXA誘発末梢神経障害の臨床像として、OXA投与後、数時間~数日後に生じる冷痛覚過敏・しびれといった急性症状と累積投与量の増加に伴い生じる感覚性の機能障害(しびれ、感覚鈍麻、痛み)といった慢性症状が知られています。
OXA誘発末梢神経障害モデルとして、げっ歯類のOXA急性/亜急性投与による冷刺激応答が広く使用されていますが、ヒトへの外挿性が低く、また、臨床において慢性症状で挙げられる「しびれ・感覚鈍麻」を評価できないなど、表面妥当性・予測妥当性の観点に課題があります。
そこで、研究中の化合物の臨床確度をより高く評価するために、

  • ヒト予測妥当性の高い急性症状のげっ歯類モデル
  • OXAにより惹起される慢性症状(しびれ、感覚鈍麻)を反映したげっ歯類モデル
  • ヒトの臨床症状と相関し、げっ歯類においても測定可能なバイオマーカー
を募集します。

望ましい条件

<げっ歯類モデル>
OXAにより惹起される急性症状(冷痛覚過敏)、慢性症状(しびれ、感覚鈍麻)のモデル・評価方法で、臨床における有効性を確度高く予測できることが期待できるもの

<バイオマーカー>
OXA誘発末梢神経障害の臨床症状と相関するマーカーであり、臨床データ取得済みもしくは取得できる環境にあるもの

対象外の条件

<げっ歯類モデル>
OXA以外の薬剤により惹起されるモデル

<バイオマーカー>
OXA誘発末梢神経障害以外の不特定多数の疾患で変化しうるもの

研究費の上限

500万円

PRISMにおける研究期間 1年
テーマ名 20N03 
げっ歯類におけるモチベーション(意欲・活力)を評価する新規試験系の構築
募集テーマの概要

多くの精神・神経疾患(うつ、統合失調症、パーキンソン病、アルツハイマー病など)に見られるモチベーション機能障害(アンヘドニア、アパシーなど)の症状は、アンメットニーズの満たされていない領域です。しかしながら、これらモチベーション機能を非臨床で評価するための評価系は、トランスレーショナル性の観点からまだまだ不十分であると考えます。
そこで、これらの問題を解決するべく、モチベーション機能(意欲・活力)を評価できるげっ歯類のユニークなin vivo評価系を募集します。

望ましい条件
  • 構成概念妥当性・表面妥当性が高く、本試験を用いて臨床における薬剤の有効性を確度高く予測できること
  • (必須ではないが)モチベーション機能評価の試験系に加えて、モデル動物も作製しているもの
対象外の条件
  • スクロース嗜好性試験、progressive ratio試験などすでに汎用されている試験系
研究費の上限

500万円

PRISMにおける研究期間 2年
テーマ名 20N04 
膜タンパク質に対してスクリーニング可能な化学修飾を施した新規DNA-Encoded Libraries(DELs)の開発
募集テーマの概要

DELsはDNAタグを有する低分子化合物ライブラリーであり、従来のHTSを上回る大規模かつ効率的なスクリーニングが可能です。しかしながら、DELsを用いたスクリーニングでは、一般的に固定化タンパク質を使用するため、薬理活性を示す立体構造の安定化が必要な膜タンパク質のリガンド取得は未だに困難です。
そこで、膜タンパク質に対するcell based assayに応用可能なDELsの新規化学修飾技術およびスクリーニング方法を募集します。

望ましい条件
  • 本化学修飾DELsを用いるスクリーニング方法の目途が付いているもの
対象外の条件
  • 化学的に新規性のないDELsを用いたスクリーニング手法の確立
  • タンパク質の固定化技術など、分子生物学的および遺伝子工学的な手法のみによる評価方法の開発
研究費の上限

500万円

PRISMにおける研究期間 1年
テーマ名 20N05 
中枢由来エクソソームに特異的な表面抗原などを利用し、ライセートや血液からエクソソームを単離する技術
募集テーマの概要

血液や唾液などの末梢試料から、中枢由来エクソソームを単離する技術*を募集します。


*単離方法としてはエクソソーム表面に発現した中枢由来細胞特異的なタンパク質を利用した抗原ー抗体反応などが考えられますが、手法については限定しません。

望ましい条件
  • ライセートだけではなく、血清や血液など、中枢細胞由来以外のエクソソームが多数存在する中でも、目的とする中枢由来エクソソームを単離できる技術
  • 使用したライセートや体液試料に対し、エクソソーム量が再現性よく得られること
  • 中枢由来エクソソームかどうかを判断する、客観的なデータを添えること
  • げっ歯類だけではなくヒト試料でも実績があること
対象外の条件
  • 単離操作の過程はどのような手法でも構わないが、目的とする中枢由来エクソソーム以外の内容物が多く含まれる技術
研究費の上限

1,000万円

PRISMにおける研究期間 1年
テーマ名 20N06 
透過型電子顕微鏡等を利用し、微結晶や粉末状態の低分子有機化合物の絶対立体構造や立体配座を解析する技術
募集テーマの概要

医薬品の有効成分となる低分子有機化合物の分子構造や固体状態での立体配座を確定させることは、医薬品の研究開発上重要です。その代表的な方法としては、単結晶によるX線構造解析がありますが、単結晶化した試料を調整する必要があるという大きな課題があります。また、錠剤等の医薬品の中で他の成分と配合されることによる分子配列の変化も医薬品の有効性に大きな影響がありますが、その確認方法は標品との比較等の間接的な手段しかありません。
そこで、今回、上記課題を解決するために、

  • 医薬品有効成分の固体(微結晶や粉末、粒子径10μm以下、分子量200~600程度)を使用して、絶対立体構造の解析を行うことが可能な技術*
  • 意図的に単結晶を作製せず解析可能な技術*
を必須要件とする技術を募集します。


*透過型電子顕微鏡や計算科学、X線回折、NMR等の複数の技術を組み合わせて補完する技術でも構いません。

望ましい条件
  • 結晶多形等の立体配座を解析する技術
  • 塩や共結晶であることを確認可能な技術
  • 製剤中の有効成分の構造解析にも適用可能な技術
  • 再現性が確認できる技術
対象外の条件
  • 鋳型を利用した構造解析技術
研究費の上限

1,000万円

PRISMにおける研究期間 1年
テーマ名 20N07 
精神疾患や神経疾患の精神症状をモニターできるデジタルバイオマーカーの開発
募集テーマの概要

精神・神経疾患の臨床試験の成功確率は非常に低く、その原因の1つとして、有用なバイオマーカーが存在しないことが挙げられます。そのため、近年では、血漿中のマーカー探索などに加えて、スマートフォンなどのデジタル技術により、声や表情、活動量などの情報を収集し、疾患や症状との関連性を示すデジタルバイオマーカーを見出す取り組みが実施されており、新たなデジタルバイオマーカーを確立することは臨床試験の成功確度向上のために非常に有用です。
そこで、臨床において、精神疾患(治療抵抗性うつ、双極性障害、統合失調症、不安障害、自閉症など)および神経変性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病、ALSなど)の各種精神症状(うつ、不安、社会性行動低下、意欲機能障害、psychosisなど)をモニターできる新しいデジタルバイオマーカーの研究を募集します。

望ましい条件
  • 特定の症状における臨床データ取得済みのもの(小規模でも可)
  • 取得済みのデータの再現性または精度の検証を弊社と共同で実施可能なもの
  • 複数の症状または疾患のモニターに応用可能なマーカーであること
対象外の条件
  • 臨床において未検証であり、かつ検証する具体的な手段を有していないもの
  • 既存のデジタルバイオマーカー(声や表情などを用いたもの)と差別化できないもの
研究費の上限

750万円

PRISMにおける研究期間 1年
テーマ名 20N08 
非侵襲または低侵襲でニューロモジュレーションまたはバイオフィードバックなどを用いて生理現象を制御する技術
募集テーマの概要

通常の人間の意識では制御が難しいとされる種々の生理現象・欲求・症状*1が、外的刺激および自身の身体状況を客観的に認識することによってコントロール可能であることが医学的・心理学的な研究の対象とされてきました。近年のAI・IoTやデジタルデバイスの発展もあり、こうした技術の医療用途*2での進展が期待されています。
そこで、ニューロモジュレーションまたはバイオフィードバックを用いて医療応用(医療機器承認)を目指す技術を募集します。


*1生理現象・欲求・症状の例
食欲、性欲、睡眠欲、体温、血圧、排泄、疼痛、掻痒、気分、精神依存、集中力、すくみ足、吃音
*2医療用途の例
拒食症、過食症、手足の冷え、高血圧、過敏性腸症候群、頭痛、自律神経失調症、神経変性疾患、気管支喘息,不整脈,てんかん,円形脱毛症

望ましい条件
  • 非侵襲で有効性が高いもの
  • デバイス(デジタルアプリ、プロトタイプを含む)があるもの
  • 実用化(特定臨床研究)まで2年以内のもの
  • 医療用途を目指すもの
対象外の条件
  • 侵襲性が高いもの
  • 有効性の根拠に乏しいもの
  • エビデンスの乏しいもの
  • 既存・競合技術との差別化ができないもの
  • サプリメントに分類されるもの
研究費の上限

1,000万円

PRISMにおける研究期間 2年

選考基準

募集テーマとのマッチング、弊社の創薬研究プロジェクトとのコンフリクト、研究内容の独創性や有用性、研究計画の実現性(PRISMにおける研究期間、必要な研究費など)、産業応用性などを総合的に判断し採択案件を決定いたします。

スケジュール

研究ニーズ提示型のスケジュール

募集期間
2020年5月11日(月)10:00~2020年7月31日(金)17:00
1次選考 2020年8月3日(月)~2020年8月21日(金)
応募フォームの記載内容によって選考いたします。2020年8月21日(金)までに選考結果をE-mailにてご連絡いたします。
2次選考 2020年8月24日(月)~2020年10月9日(金)
プレゼンテーション形式
弊社にお越しいただき、ご研究内容を弊社研究員等に対し、20分程度ご説明いただき、その後、20分程度質疑応答させていただきます。
プレゼンテーションの開催日・場所は以下を予定しております。
ただし、状況を鑑み、web会議での実施に変更させていただく場合がございます。
  • 2020年9月6日(日)@東京本社 9:00~18:00
  • 9月7日(月)@大阪本社 9:00~18:00
  • 9月9日(水)@東京本社 9:00~18:00
  • 9月12日(土)@大阪本社 9:00~18:00
  • 9月15日(火)@東京本社 9:00~18:00
  • 9月17日(木)@大阪本社 9:00~18:00
来社のための交通費は実費をお支払いいたします(日当、謝金等はお支払いいたしません)。遠方でご来社が難しい応募者はご相談ください。
なお、2次選考の際は、必要に応じて秘密保持契約を締結いたします。
選考結果についてはE-mailにて2020年10月12日(月)までにご連絡いたします。
研究計画の策定と契約の締結
  • 採択させていただいた応募者および応募者の所属機関の事務担当者と研究計画などの策定および契約内容の協議を行います。
  • 研究費に間接経費を含みます。
共同研究などの開始
研究計画および契約条件について両者が合意した案件について所属機関と共同研究などの契約を締結し、順次研究を開始いたします。

応募方法

当ウェブサイトの「応募フォーム」よりご応募ください。
属性、応募タイトル(50文字以内)、研究テーマの概要(1500文字以内)は必須です。
その他、ファイル(最大2MB/ファイル、3ファイル以内)を添付いただけます。

契約の締結について

選考の結果、採択させていただいた案件については、応募者が所属する大学や研究機関、企業などと契約を締結し、研究を開始させていただきます。

注意事項

  • 応募の際は、非機密情報のみで記入をお願いいたします。なお、2次選考の際は、必要に応じて秘密保持契約を締結させていただきます。
  • 共同研究などの契約書の作成時に、応募者と弊社にて研究内容、研究計画を策定いたします。その際に、創薬の観点より応募時の研究内容から変更させていただく場合がございます。
  • 官民などと共同研究、委託研究、助成研究などを行っている研究内容は、採択をお断りさせていただく場合がございます。また、他社と共同研究などを実施している研究内容は、採択をいたしません。
  • 契約書は応募者の所属する機関と弊社にて締結させていただきます。
  • 臨床サンプルを用いた研究計画については、2次選考時に、ヒト組織研究倫理審査申請書、計画書、同意説明書などの記載内容、申請状況などを確認させていただきます。
  • 「医療機関等との連携における透明性に関する指針( https://www.ds-pharma.co.jp/profile/compliance/pdf/tr_gl2_20190401.pdf)」に基づき、弊社のウェブサイトを通じて公開することに同意いただきます。

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