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2020年10月27日印刷はこちらから研究開発

生活習慣病を対象とした自動採血・保存機器に関するDrawbridge Health, Inc.との共同研究開発契約の締結について

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:野村 博)は、このほど、Drawbridge Health, Inc.(本社:米国カリフォルニア州メンローパーク、CEO & Board Director:Lee McCracken、以下「Drawbridge社」)との間で、糖尿病や糖尿病合併症をはじめとする生活習慣病の在宅管理および遠隔医療を補助する自動採血・保存機器の国内開発に向けた共同研究開発契約(以下「本共同研究開発」)を締結しましたので、お知らせします。

Drawbridge社は画期的な採血機器の開発を進めるヘルスケアテクノロジー企業です。Drawbridge社が開発したOneDraw™(以下「本製品」)は、低疼痛での自動血液採取と、採血した血液の安定化および簡易輸送を単一で実現した採血デバイスです。Drawbridge社は、米国において、成人の糖尿病患者を対象に医療従事者がHbA1cを測定するための採血機器として米国食品医薬品局(FDA)より本製品の承認を取得し、販売しています。

本共同研究開発では、本製品で測定できるHbA1cを含む血液検査項目を検討するための非臨床試験と、患者さんを対象とした本製品の治験を実施します。当社とDrawbrigde社は、非臨床試験および治験を実施し、その後国内で医療機器として承認申請する予定です。

本製品が国内で承認されれば、糖尿病をはじめとする生活習慣病に罹患する患者さんの自宅での自己管理や、コロナ禍において注目される遠隔診療に活用できる可能性があります。当社は、本製品の提供を通じて、患者さんが自宅で自己採血することにより、医師による状態把握や診断を補助し、在宅でのモニタリング体制の確立に貢献することを目指します。

また、当社は、このほどDrawbridge社に数百万ドル(具体的金額は非開示)の追加出資を完了しました。当社のDrawbridge社への最初の出資については、2019年7月25日に開示しています。

以上

(ご参考)
【Drawbridge Health, Inc.について】
Drawbridge社は、GE VenturesとGE Healthcareによって2015年に設立されたヘルスケアテクノロジー企業で、新たな血液採取法を開発し、いつでもどこでも快適かつ簡便な血液サンプルの採取を実現することに注力しています。同社は、エンジニアリング、化学、モジュール設計を統合することにより、血液サンプルを採取し、安定化するための人に優しいシステムの開発を進め、重要な健康情報へのアクセスを可能にする新たな道を切り拓いています。詳細については、www.drawbridgehealth.comをご参照ください。

【OneDraw™について】
OneDraw™は、GE Healthcareが開発した採血直後に血液を安定化させ常温での保存を可能とするDried Blood Spot法(DBS法)に関連する技術と、Drawbrige社が独自に開発した毛細血管採血技術を統合させることにより、低疼痛での自動血液採取と、採取した血液の安定化および簡易輸送を単一で実現した画期的な採血デバイスです。
2019年8月に米国食品医薬品局(FDA)より承認を取得し、成人の糖尿病患者を対象に、医療従事者がHbA1cを測定するための検査キットとして、米国で販売されています。