大日本住友製薬 統合報告書 2018
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58製薬企業としての強みを生かした「学びの機会」の提供 当社は、2012年度より次世代育成支援活動の一環として、「中・高校生を対象とした出張授業」を継続しています。これは、未来を担う子ども達が健やかに育ち、その可能性を最大限に発揮できるよう、学びの機会を提供するものです。 医療技術が進歩している現代において、「生命倫理」は中高生の教育において「正解のない」重要なテーマであると考えています。生命関連企業ならではの視点で構成された「生命倫理」をテーマとしたオリジナル教材を用いて当社社員が実施する出張授業は、子ども達の「考え、感じ、互いを思いやる」力を養うプログラムとして、経済産業省や実施した学校の先生方から高い評価をいただいています。 2017年度は、29校で約2,800人が参加、講師を担当した社員は40人となりました。 また、子ども達に向けて、当社ウェブサイトに「すこやかコンパス」を掲載しています。薬を正しく理解し使用することの大切さや、薬に対する興味・関心をもってもらうことを願い、医薬品の解説や製薬企業での仕事内容などについて発信しています。 「違法に製造・流通された医療用医薬品(偽造医薬品)」の流通量および標的となる国・地域は拡大しており、医薬品アクセスを阻害する世界的な脅威となっています。また、これらの流通は、犯罪組織やテロ組織の財源になりやすいことから、解決に向けた国際連携が不可欠です。 当社は、製品の安全性と安心を確保するために、他の製薬企業とともに業界団体や国際機関の取り組みに参画し、最新の情報収集・情報交換に努めています。具体的には、製薬防護研究所(PSI: Pharmaceutical Security Institute)に加盟し、グローバルに事業を展開する国内外の製薬企業と対応事例などの情報共有を行っています。 また、特にリスクが高い国・地域に流通する製品や、偽造の対象となりやすい製品、万一偽造された際に重篤な健康被害が予測される製品に対しては、製品パッケージに複数かつ複雑な加工を施すなど、偽造防止の対策を講じています。さらに、万一偽造品が発見された場合や疑わしいケースが発生した際に、患者さんの健康を第一に迅速に対応するための手順をグローバルに整備しています。大日本住友製薬株式会社 統合報告書2018講師を担当した社員出張授業実施校/出席者数次世代育成支援偽造医薬品への対応4040人2929校2,8002,800人

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