大日本住友製薬 統合報告書 2019
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生産・品質管理 当社は製薬企業として、安全操業を基本としつつ、確かな品質の医薬品を安定供給することを最大の使命としています。 国内の生産拠点は、事業環境の変化に迅速・的確に対応できるよう、茨木工場および愛媛工場を廃止して鈴鹿工場と大分工場の2生産拠点体制としました。この2工場での製造を基盤とし、国内外メーカーへの委託製造や原料・医薬中間体の海外調達などのグローバルサプライチェーンを構築することによって、製品の安定供給体制を実現しています。 また、物流拠点についても、老朽化した加須市(埼玉県)の物流センターを2018年度にさいたま市(埼玉県)に移し、神戸市(兵庫県)との2拠点から、全国の特約店に製品を迅速にお届けできる体制を実現しています。グローバル展開を支える製品供給体制 医薬品の包装やラベルには、法律で規定された情報の提示を求められるなど多くの制限があるため、各社のデザインが類似することとなり、医薬品の取り違えなどの一因になっています。 そこで当社では、錠剤やボトル容器のふた(天面)への製品名印字や識別性の高い包装・表示デザインへの改善など、医療機関や患者さんによる医薬品の取り違えを防ぐための取り組みを進めています。医療過誤の防止 国内工場では、環境マネジメントシステムに関する国際規格であるISO14001認証を取得しています。製造設備の自動化などによる省力化の推進、在庫の削減、コジェネレーションシステムの導入などに加えて、グリーン製品開発、グリーン設備設計およびグリーン物流ガイドラインを運用し、環境に配慮した生産活動を継続しています。 また、コンプライアンスの徹底のもと、無事故、無災害で操業していくための労働安全衛生マネジメントシステムを運用しています。環境保全と労働安全衛生の取り組み 医薬品の製造にあたっては、高度な品質を確保するために各国でGMP※が厳格に定められています。当社製品の製造・出荷やグローバルな流通については、厚生労働省はもとより、FDAやEMA(欧州医薬品庁)、TGA(豪州医薬品管理庁)など海外の所管当局の厳しい審査と承認を得ています。さらに、海外提携企業の監査、ICH(日米EU 医薬品規制調和国際会議)のガイドラインをはじめとした、グローバルレベルの厳しい品質基準もクリアする高い設備設計水準や品質保証体制を整えています。製品の安全・安心を支える品質保証体制の確立 当社は、CSR調達として、調達倫理に基づき、公平・公正で透明性のある取引を継続的に実施しており、「取引先選定基準」に沿って取引先の評価・選定を行っています。本基準には、コンプライアンス、誠実な企業活動、社会貢献、情報管理、人権尊重、環境保全・配慮などCSR活動に関する判断基準を設けており、取引先におけるCSR調達についても、当社と協調して進めていけるよう働きかけを行っています。CSR調達の推進※ Good Manufacturing Practice(「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準」)大日本住友製薬株式会社 統合報告書201936

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