大日本住友製薬 統合報告書 2018
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22持続的成長を担う新薬候補2018年度トレリーフ地域日本米国起源:自社(サノビオン社、旧シナプサス社由来)、剤形:舌下フィルム製剤 パーキンソン病におけるオフ症状を一時的に改善するレスキュー薬として米国において唯一承認されているアポモルヒネ塩酸塩(ドパミン作動薬)を有効成分として含有する舌下投与のフィルム製剤です。既存製剤の皮下投与によるさまざまな課題を解決すると同時に、パーキンソン病のオフ症状を速やかに、また安全かつ確実に改善するよう設計されています。(レビー小体型認知症に伴うパーキンソニズム)dasotraline(ADHD):精神神経領域:再生・細胞医薬分野:がん領域:その他の領域(統合失調症/テープ製剤)(小児固形がんにおける自家造血幹細胞移植の前治療)(パーキンソン病に伴うオフ症状)(BED)2019年度ロナセンチオテパアポモルヒネdasotralineピーク時:グローバル売上が500億円規模またはそれ以上を期待する品目(最初の上市に記載)(統合失調症/双極Ⅰ型障害うつ/双極性障害メンテナンス)(AML)alvocidib※12020年度ルラシドン(結腸直腸がん/膵がん)(便秘型IBS/慢性便秘)(結腸直腸がん/膵がん)(固形がん/血液がん)2021年度ナパブカシンimeglimin(2型糖尿病)DSP-6952ナパブカシンDSP-7888※1※1 迅速承認制度活用を前提(今後、FDAと協議予定)※2 連携先との合意ではない当社の目標大日本住友製薬株式会社 統合報告書2018他家iPS細胞由来細胞医薬※2他家iPS細胞由来細胞医薬※2DSP-7888※1SB623※2(加齢黄斑変性)(パーキンソン病)(固形がん/血液がん)(慢性期脳梗塞)2022年度〈精神神経領域〉ラツーダ(ルラシドン塩酸塩)起源:自社、剤形:経口剤 独自な化学構造を有する非定型抗精神病薬であり、ドパミンD2、セロトニン5-HT2A、セロトニン5-HT7受容体に親和性を示し、アンタゴニストとして作用します。セロトニン5-HT1A受容体にはパーシャルアゴニストとして作用します。また、ヒスタミンH1とムスカリンM1受容体に対してはほとんど親和性を示しません。〈がん領域〉ナパブカシン(BBI608)起源:自社(ボストン・バイオメディカル社)、剤形:経口剤 STAT3などのがん幹細胞性に関わる経路を阻害する新しいメカニズムの低分子経口剤です。がん幹細胞性の維持に関わる経路を阻害することにより、がん治療の課題である治療抵抗性、再発および転移に対する新たな治療選択肢となることが期待されます。本剤は、非臨床試験において、STAT3経路、Nanog経路およびβ-カテニン経路を抑制することが示されています。Dasotraline(SEP-225289)起源:自社(サノビオン社)、剤形:経口剤 ドパミンおよびノルエピネフリンの再取り込み阻害剤(DNRI)です。半減期は47時間から77時間と長く、24時間の投与間隔で持続的な治療効果をもたらす血中濃度が得られることが期待されます。アポモルヒネ塩酸塩水和物(APL-130277)アデグラモチド酢酸塩/ネラチモチドトリフルオロ酢酸塩(DSP-7888)起源:自社、剤形:注射剤 WT1(Wilms’tumor gene 1)タンパク由来の治療用がんペプチドワクチンであり、WT1特異的な細胞傷害性T細胞(CTL)を誘導するペプチドおよびヘルパーT細胞を誘導するペプチドを含む新規ペプチドワクチンです。本剤の投与により誘導されるCTLが、WT1タンパクを発現するがん細胞を攻撃することで、種々の血液がんおよび固形がんに対して治療効果を発揮することが期待されます。ヘルパーT細胞を誘導するペプチドを加えることによって、CTLを誘導するペプチド単独よりも高い有効性を示すと考えられます。本剤は、幅広い患者への適応が期待されます。Alvocidib(DSP-2033)起源:サノフィ社、剤形:注射剤 低分子のサイクリン依存性キナーゼ(CDK)9阻害剤です。がん関連遺伝子の転写制御に関与しているCDKファミリーの一つであるCDK9を阻害することによって、抗アポトーシス遺伝子であるMCL-1を抑制し、抗腫瘍作用を示すと考えられます。〈その他の領域〉Imeglimin(PXL008)起源:ポクセル社、剤形:経口剤 世界保健機関(WHO)によって新たな化合物クラスである「Glimins」として登録されており、同クラスとして初めて臨床試験が実施されている化合物です。ミトコンドリアの機能を改善するという独自のメカニズムを有しており、また、2型糖尿病治療において重要な役割を担う3つの器官(肝臓・筋肉・膵臓)において、グルコース濃度依存的なインスリン分泌の促進、インスリン抵抗性の改善および糖新生の抑制という作用を示し、血糖降下作用をもたらすことが期待されます。製品上市目標 (2018年8月1日現在)

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