大日本住友製薬 統合報告書 2018
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すべてのテーマで迅速承認の可能性を追求する■ 2018年度目標■ 研究重点領域と研究開発体制がん領域トレロ社(米国)ボストン・バイオメディカル社(米国)大日本住友製薬再生・推進室DSK大日本住友製薬株式会社 統合報告書2018SB623、他家iPS細胞由来医薬品(加齢黄斑変性、パーキンソン病等)の開発推進住友制葯(中国 蘇州)サノビオン社(米国)細胞医薬事業再生・細胞医薬分野精神神経領域がん領域の環境変化を見据えたSmart R&Dの追求 がん領域では、より高い治療効果に対する要求の高まりから、開発成功確度が低下している一方、疾患が細分化され、各疾患における創薬関連技術/サイエンスが進歩したことから、開発競争は一層苛烈になっています。このような開発環境の変化により、従来よりも格段にコンパクトで速く、かつ高成功確度の研究開発モデル(Smart R&D)が必須となってきています。 当社では、先端的分析技術、診断技術、バイオマーカーを活用し、外部を利用したネットワーク型R&Dを推進します。その結果、先端的な臨床試験デザインの構築が可能となり、最新の薬事制度のもとで、迅速承認の可能性を追求していきます。がん領域に特徴的な先端的テクノロジーや薬事制度・開発手法を利用した、従来より格段にコンパクトで、速く、かつ高成功確度の研究開発モデル先端的分析テクノロジーネットワーク型R&DR&Dプロセス先端的診断技術・バイオマーカー高いアンメット・メディカル・ニーズ革新性の追求により中長期的成長が見込める市場がん幹細胞性阻害ナパブカシン、Amcasertib、■ Smart R&D■ 2018年度目標ナパブカシン、alvocidib等の早期申請に向けた開発の推進DSP-0337 などAlvocidib、TP-0903、TP-0184 など先端的薬事制度先端的臨床試験デザインがん免疫賦活DSP-7888、DSP-0509 などキナーゼ阻害/その他DSK:京都大学大日本住友製薬連携プロジェクト20がん領域グループ内の強固な連携によりユニークなパイプライン構築を目指す 当社は、ボストン・バイオメディカル社およびトレロ社と連携し、がん患者さんへの治療に貢献するべく、がん幹細胞性阻害、がんペプチドワクチンなどのがん免疫賦活、キナーゼ阻害へのフォーカスを戦略の基本として、従来にはないユニークな製品を世に送り出すことを目指して研究開発を進めています。再生・細胞医薬分野再生・細胞医薬品の商用生産体制の早期確立に向けて 再生医療等製品の実用化に向けての最重要課題の一つである生産体制の整備を目的として、本年3月に再生・細胞医薬製造プラント(SMaRT)を竣工しました。産学の連携先との協力のもと、他家iPS細胞を用いて、加齢黄斑変性、パーキンソン病、網膜色素変性、脊髄損傷等を対象に、治験薬製造と商用生産を本施設で行います。 基礎段階から商用製造まで、iPS細胞由来細胞医薬に関する一貫した基盤技術を確立し、1日も早く再生細胞医薬を世界に展開することを目指します。フロンティア領域の開拓 当社では、精神神経領域、がん領域、再生・細胞医薬分野という3つの領域を重点領域として注力しています。これに加え、新たに「フロンティア領域」として、医薬品以外のヘルスケア領域において、医薬品事業に次ぐ将来の第二の収益の柱を築きたいと考えており、具体的な事業の探索および検討を進めています。

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