大日本住友製薬 統合報告書 2019
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化合物をM&Aで確保する方針です。 中国では、引き続き「メロペン」の拡大に加え、「ロナセン」「ラツーダ」など精神神経領域の新製品の早期立ち上げに注力するとともに、SEP-363856の日中同時開発にも取り組みます。また、中国ではコンプライアンス教育を徹底し、コンプライアンスが最優先という文化を伝承します。東南アジアでは、シンガポール・タイ子会社の機能強化を図り、中国に続く成長市場として事業基盤強化を進めます。 そして中期経営計画のもう一つの戦略の柱が、これら成長エンジンを支える組織基盤の強化です。外部環境の変化を捉え、プロアクティブかつ柔軟に変化していける組織や人材力を、デジタル革新を助力として構築し、「ちゃんとやりきる力」を浸透させます。 医薬品のプロジェクトは5~10年と長期にわたることが少なくありませんが、外部環境変化に目を配り、世の中の制度やテクノロジーの変化をプロジェクトの進行に織り込むことで、より良い製品を創り上げていくことを期待しています。 当社が考える「ちゃんとやりきる力」とは、世の中の変化を捉えて自らを柔軟に変化させながら、イノベーションを継続的に創出し、その成果を人々に確実に届ける力です。医薬品の研究開発が想定通り進まないということは常に起こりえます。しかし、今後の成長のためには、自社パイプライン中期経営計画2022基本方針:事業基盤の再構築I. 成長エンジンの確立II. 柔軟で効率的な 組織基盤づくり❶ 新たな創薬アプローチによるイノベーション基盤強化❷ 確実に成果を創出する開発力の強化❸ 戦略的投資によるパイプラインの拡充❹ 日本・北米・中国を柱とした地域戦略❺ フロンティア事業の立ち上げ「ちゃんとやりきる力」柔軟で効率的な組織・オペレーションデジタル革新変革を加速する企業文化・人材目指し、将来は「ラツーダ」を超える製品へと成長させたいと考えています。がん領域ではナパブカシンおよび初期臨床開発品目の開発をスピーディーに遂行し、オンコロジーフランチャイズを早期に確立することが優先課題です。 地域戦略としては、主力市場である日本および北米に加え、中国を第3の柱として基盤強化に取り組むほか、アジアを今後の成長市場に位置付け、東南アジア子会社の機能を強化します。日本では、「ラツーダ」「ロナセンテープ」などの新製品の上市とグローバル開発化合物であるSEP-363856やナパブカシンの開発推進に加え、日本の強固な営業基盤を生かせる糖尿病領域のライセンス品拡充などにより、本中計期間中に成長軌道への転換を図り、次期中計期間での売上2,000億円達成に向けた基盤強化を進めます。国内MR(医薬情報担当者)を取り巻く環境も変化していますが、これまで以上にMRの教育に注力しつつ、新製品の投入により、成長軌道を描けると期待しています。 北米では、「ラツーダ」の利益最大化を追求するとともに、「ポスト・ラツーダ」を見据え、「ロンハラ マグネア」をしっかり成長させること、また、優先課題であるSEP-363856の開発推進、ナパブカシンの承認取得はもちろん、dasotraline、アポモルヒネの承認取得・上市に引き続き注力します。さらに、次期中計期間の前半の成長を牽引する精神神経領域の詳細はP.27詳細はP.27詳細はP.20詳細はP.37詳細はP.34詳細はP.21、48大日本住友製薬株式会社 統合報告書201918

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