大日本住友製薬 統合報告書 2019
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 本中計では、外部環境変化を踏まえ「もっと、ずっと、健やかに。最先端の技術と英知で、未来を切り拓く企業」という新たなビジョンを策定しました。そして、変わりゆくヘルスケア領域での社会課題を解決する企業として「グローバル・スペシャライズド・プレーヤー」の地位を確立するという「2033年の目指す姿」を掲げています。15年という期間は長いように感じますが、5か年の計画3期分であり、医薬品の研究開発に要する時間を考えればすぐに経過してしまう期間でもあります。そういう期間のなかで課題を設定し、特に当社の得意A3Q3中長期的に目指す企業像を教えてください。ヘルスケア領域での社会課題を解決する「グローバル・スペシャライズド・プレーヤー」の地位確立を目指します。もっと、ずっと、健やかに。 最先端の技術と英知で、未来を切り拓く企業2033年の目指す姿グローバル・スペシャライズド・プレーヤー医薬品+ソリューション医薬・細胞ソリューションヘルスケアソリューション(フロンティア事業)3領域でグローバルリーダー精神神経領域がん領域再生細胞ビジョンと2033年の目指す姿ビジョン的な成長を果たすことができる新たなビジネスモデルの確立を目指すということであると考えています。※2 モダリティ:従来は低分子化合物、バイオ医薬、核酸医薬、細胞医薬など医薬等の物質的な種別であったが、ここではデジタル技術による治療を含む※3 Precision Medicine(精密医療): 個人ごとのデータを層別化して、より効果的な医療を提供しようという従来のゲノム研究という枠組みから臨床へシフトした新たなアプローチ分野で力を発揮していくことが重要と認識しています。 当社の目指す「グローバル・スペシャライズド・プレーヤー」とは、「精神神経」「がん」「再生・細胞医薬」の重点3領域でグローバルリーダーとなるとともに、新たなフロンティア事業としてこれからの社会に求められる多彩な「ヘルスケアソリューション」を提供する企業です。 グローバル市場ですでに高いプレゼンスを持つ精神神経領域では、治療満足度の低い疾患やセグメントにおいて、新薬開発や治療オプションの提供によって質の高い患者貢献ができるイノベーターを目指します。がん領域では、数品目のグローバル製品を保有するとともに、世界における「DSPオンコロジー」ブランドを確立させ、当社の持続的成長を牽引する新たなエンジンとして位置付けます。再生・細胞医薬分野では、当社の細胞培養や分化誘導技術は非常に高いレベルであり、オープンイノベーションを基軸に、高度な生産技術と最先端サイエンスを追求することにより独自性を発揮し、他の追随を許さない地位を確立できると自負しています。この分野では次期中計期間(2023~2027年度)の収益化を目指し、2033年頃にグローバルで2,000億円程度の事業規模に拡大させることを目指します。進行中の神経・眼科領域におけるプロジェクトについては、まずは国内で上市し、次期中計期間には海外でも上市する方針です。さらに大日本住友製薬株式会社 統合報告書201916

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