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グローバルヘルスへの貢献

薬剤耐性(AMR)対策と抗菌薬適正使用への取り組み

近年、薬剤耐性(AMR)の問題は国際的に取り組むべき社会課題として認識されています。特にベトナムでは、緑膿菌やアシネトバクター属を代表とする各種グラム陰性桿菌の抗菌薬に対する耐性率が非常に高いとの報告があり、問題となっています。
当社は、ベトナムにおける薬剤耐性対策と抗菌薬適正使用に貢献するため、2019年より、国立国際医療研究センターと共同して薬剤感受性サーベイランス研究を実施しています。

マラリア制圧に向けた取り組みへの資金提供

HIV/エイズ、結核、マラリアの3大感染症は、一国のみで解決できる問題ではなく、世界各国が協力して対策を進めなければならない地球規模の問題です。当社は、アフリカおよびアジアの数カ国において、マラリア制圧に向けた取り組みを支援しています。NPO、現地政府、地域社会と連携し、ザンビア、タンザニア、インドネシアにおける蚊帳や簡易検査キットの配布や教育支援活動、日本国内におけるマラリア啓発イベント開催への協力を行っています。

グローバルヘルス技術振興基金への参画

当社は、GHIT Fund(公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金; Global Health Innovative Technology Fund)に参画しています。
GHIT Fundへの参画を通じて、アンメット・メディカル・ニーズが高いNTDs(顧みられない熱帯病)やマラリアなどの疾患領域において、当社の持つ革新的な創薬技術の活用可能性を探り、医薬品アクセスの向上を目指します。

偽造医薬品対策

違法に製造・流通された医薬品(偽造医薬品)は、治療効果が得られないばかりではなく、予期せぬ副作用により患者さんの生命を危険にさらすことがあります。その脅威は世界的に増大しており、流通量および標的となる地域は拡大しています。また、これらの流通は、犯罪組織やテロ組織の財源になりやすいことから、国際的な問題となっています。

当社は、製品の安全性と安心を確保するために、他の製薬企業と共に業界団体や国際機関の取り組みに参画し、最新の情報収集・情報交換に努めています。具体的な取り組みは、以下のとおりです。

国際機関と連携した偽造医薬品対策の取り組み

製薬防護研究所(PSI: Pharmaceutical Security Institute)への参画

偽造医薬品に対する情報収集と対策推進のために、当社は、製薬防護研究所(PSI: Pharmaceutical Security Institute)に加盟し、グローバルに事業を展開する国内外の製薬企業と連携しています。PSIは、2001年に米国で設立された非営利組織であり、企業と各国当局との橋渡しなどに協力するほか、偽造医薬品に関する情報発信を進めています。

インターポール(国際刑事警察機構)と連携した医薬品犯罪への取り組み

当社は、グローバルに事業を展開する製薬企業29社(うち国内企業は、当社を含む8社)と共に、インターポール(国際刑事警察機構)に対し、2013年から3年間で総額450万ユーロの寄付を行っています。
寄付金は、偽造医薬品に関する一般市民への周知活動や、医薬品犯罪に特化した捜査員の育成などを含む医薬品犯罪防止のための取り組みに活用されます。