ニュースリリース

2003年2月3日

副甲状腺ホルモン測定キット 「Whole PTH「住友」」発売及び保険収載

住友製薬バイオメディカルは本年1月15日に体外診断用医薬品(放射性)として副甲状腺ホルモン測定キット「Whole PTH「住友」」を新発売しましたが、2月1日付で保険適用されましたので、お知らせしいたします。

「Whole PTH「住友」」は、血液中の副甲状腺ホルモンをIRMA法(Immunoradiometric Assay)により測定する体外診断用医薬品(放射性)で、米国スキャンチボディーズ社によって開発され、日本では住友製薬バイオメディカルがそのライセンスを受けて独占的に販売しています。

副甲状腺ホルモン(PTH)は、84個のアミノ酸より構成されるポリペプチドで、生体内のカルシウムおよびリン酸の代謝調節を行っている重要なホルモンです。
副甲状腺疾患や血液透析患者では、カルシウム代謝異常とそれに伴う骨疾患が引き起こされるため、これらの疾患の診断、治療(指針の決定、経過観察)においては、血液中のPTHを正確に測定することが必要です。

従来のPTH測定キットでは、血液中の生理活性を有する副甲状腺ホルモン(PTH(1-84))と、PTHとしての生理活性を持たない副甲状腺ホルモン分解物(PTH(7-84))を一緒に測定するため、PTH(7-84)を血液中にフラグメントとして貯留しやすい慢性腎不全患者においては、その測定値が病態を正しく反映しない可能性があり、副甲状腺の機能状態および病態を正確に把握する上での障害となっていました。
このため、生理活性を有するPTH(1-84)だけを区別して測定する新しい検査キットの開発が待たれていましたが、「Whole PTH「住友」」はPTH (1-84)だけを選択的に測定できることを特徴としており、こうしたニーズに合致しています。

このたびの「Whole PTH「住友」」の発売、保険適用により、副甲状腺の機能の把握、および種々のカルシウム代謝性骨疾患の鑑別診断がより正確になり、治療の向上に貢献できるものと期待しています。

以上