ニュースリリース

2001年12月25日

ライフスパン バイオサイエンシーズ社とGPCR発現分布データベース使用契約の締結

当社は、ゲノム情報に基づいた創薬を強化するため、LifeSpan Biosciences社(ライフスパン バイオサイエンシーズ社、以下ライフスパン社)と、同社のGタンパク質共役レセプター(以下GPCR)発現分布に関するデータベースの使用権に関する契約を、平成13年12月21日に締結いたしました。

ライフスパン社は、1995年に設立された、米国(ワシントン州シアトル)のゲノム関連企業です。同社のGPCR発現分布データベースは、コンソーシアム形式で参加する各社が興味対象とするGPCRについて、同社が豊富なヒト組織バンクと免疫染色によるタンパク質の発現分布解析技術を用いて作製したもので、ヒトの正常組織や疾患組織の組織内細胞レベルでの300種以上のGPCRの発現分布情報を特徴としています。

本契約の締結により、当社はライフスパン社のGPCR発現分布データベースに、インターネット経由でアクセスできることとなりました。
GPCRは、細胞膜に存在する特異的な受容体タンパク質で、種々のホルモン、神経伝達物質等の生理活性物質がこの受容体を介して生理作用を発揮しており、多くの薬物の作用部位となっていることから、創薬のターゲットとして注目されています。
当社では、インサイト社の遺伝子配列データベース、およびジーンロジック社の遺伝子発現情報データベースを活用して見出したGPCRの候補遺伝子を、ライフスパン社のGPCR発現分布データベースを活用することにより、創薬ターゲットの絞り込みや評価を進めてまいります。

これまで当社では、住友化学と共同で設立したゲノム科学研究所が中心となって、新規創薬ターゲット遺伝子(蛋白質)の探索・機能解析や、開発候補化合物の作用メカニズム解明・副作用予測などのゲノム関連研究を進めてきていますが、このたびのライフスパン社との提携により、ゲノム情報を利用した創薬研究が一層強化されるものと期待しています。

○ライフスパン社 会社概要
会社名 ライフスパン社(LifeSpan Biosciences Inc.)
設立 1995年
株式公開 未上場
本社 米国ワシントン州シアトル
(2401 4th Avenue Suite 900 Seattle, Washington )
社長(CEO) ジョセフ ブラウン(Joseph P.Brown,Ph.D.)
従業員数 約120名
事業内容 遺伝子やタンパク質の発現分布情報など、分子病理学(molecular pathology)関連のサービス提供

以上