ニュースリリース

2001年10月4日

インフルエンザウイルスA型・B型の抗原検出キット「ラピッドビューインフルエンザA/B」新発売

当社は、インフルエンザウイルスA型・B型の抗原検出キット「ラピッドビューインフルエンザA/B」を、体外診断用医薬品として2001年10月19日より発売します。

「ラピッドビューインフルエンザA/B」は、A型インフルエンザウイルス抗原とB型インフルエンザウイルス抗原を特異的に認識する2種類のモノクローナル抗体を用いたイムノクロマトグラフィー法による抗原検出キットです。
「ラピッドビューインフルエンザA/B」は、米国カイデル コーポレーション(Quidel Corporation)が開発した製品で、欧米では1998年に発売されました。従来からあるインフルエンザウイルス診断薬に比べ高感度かつ特異的に、また約10分間と短時間で、特別な器具を必要とせず簡便かつ迅速に患者さんの鼻腔中のA型およびB型インフルエンザウイルスを検出でき、結果の判定が容易であるとの高い評価を受けています。

一般に鼻炎、鼻汁、くしゃみ、喉の痛み、咳、発熱等の症状を呈する一過性の感染疾患を風邪(風邪症候群)と呼びますが、その病原体は様々であり、多くのウイルス及び細菌が病気の原因となり得ます。インフルエンザは、そのうちインフルエンザウイルスによって引き起こされる急性呼吸器感染症で、合併症の頻度も高く、時には高齢者で細菌の二次感染による肺炎を誘発したり、小児においては脳症や脳炎を引き起こしたりすることが知られており、風邪症候群と総称される一般の急性呼吸器感染症とは明確に区別して認識される必要があります。近年では、変異ウイルスによるインフルエンザの重症化や1997年~1998年の全国的なA型インフルエンザの流行による多数の急性脳症・脳炎による小児の死亡の報告がありました。
1998年にはA型インフルエンザの治療薬が、2001年にはA型及びB型インフルエンザに特異的な治療薬が薬価収載されたことにより、インフルエンザの迅速かつ正確な鑑別診断がますます重要となっています。

「ラピッドビューインフルエンザA/B」の発売によって、インフルエンザウイルス感染が迅速・簡便に判定されることとなり、より早期のインフルエンザ治療に貢献できるものと期待しています。

以上