ニュースリリース

2001年7月2日

ノビリオ社とB型慢性肝炎治療剤に関する開発契約を締結

当社は、ノビリオ社とB型慢性肝炎治療剤「LdT(一般名)」に関する開発契約を6月29日に締結し、「LdT」の日本、中国、韓国、台湾における独占的開発権を取得しました。

ノビリオ社は、抗ウイルス剤の研究開発に特化した米国のバイオベンチャー企業で、1998年に設立されました。「LdT」は、ノビリオ社が開発したB型慢性肝炎治療剤で、核酸誘導体と呼ばれる低分子の化合物です。B型肝炎ウイルスのDNAポリメラーゼの活性を阻害することにより、抗ウイルス作用を発揮します。海外では既にノビリオ社が臨床開発を進めています。

当社は肝臓疾患領域を重点領域の一つとしており、B型慢性肝炎及びC型慢性肝炎を効能とする天然型インターフェロン-α製剤「スミフェロン®」を販売してきているほか、自社開発のSM-11355を肝癌治療薬として、現在臨床開発を進めています。
同領域の製品ラインアップを強化するため、このたびノビリオ社と「LdT」に関する開発契約を締結したもので、当社は「LdT」の日本、中国、韓国、台湾における独占的開発権を取得しました。契約締結に伴い、当社はノビリオ社に一時金の他、開発の進捗に応じて対価を支払います。

B型慢性肝炎の治療には、従来、主にインターフェロン注射剤が治療剤として用いられてきましたが、昨年には経口投与の抗ウイルス剤が認可され、使用されています。しかしいずれの療法も十分な治療効果が得られない場合があり、医療現場ではより有効な治療剤の開発が望まれています。

「LdT」は、経口投与の抗ウイルス剤で、これまでの試験結果では既存の経口投与剤とは異なる作用メカニズムに基づく強い抗ウイルス効果を示しています。またB型肝炎ウイルスに特異的に作用を発揮するなどの特徴があり、新しいB型慢性肝炎治療剤として開発できるものと期待しています。
当社では、できるだけ早く臨床試験に着手して、早期の製造承認取得を目指します。

○ノビリオ社の概要
社名 Novirio Pharmaceuticals Limited (ノビリオ社)
社長/C.E.O Jean-Pierre Sommadossi,Ph.D. (ジャン-ピエール ソマドッシ)
所在地 125 CambridgePark Drive, 3rd Floor
Cambridge, MA 02140
U.S.A. (米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)
設立 1998年5月
資本金 180百万$
事業内容 抗ウイルス剤の研究開発
従業員数 57名

以上