ニュースリリース

2000年12月4日

インサイト・ゲノミクス社と遺伝子情報データベースに関する契約の締結

当社は、ゲノム情報に基づいた創薬を強化するため、インサイト・ゲノミクス社(米国カリフォルニア州、以下「インサイト社」) と、インサイト社の遺伝子情報データベースの使用権に関する契約を11月29日に締結しました。
インサイト社は、遺伝子配列に関する情報とサービスを提供する世界有数のゲノムベンチャー企業です。特に独自の手法と優れたバイオインフォマティクス技術に基づいて構築された遺伝子情報データベースは、公的データベースの数倍のヒト遺伝子配列が含まれ、他社にない貴重なデータベースとして世界的に高い評価を得ています。
本契約の締結により当社は、インサイト社のヒトおよび動物の遺伝子情報データベースを使用できるとともに、それらのcDNAクローンも入手できることとなりました。
高品質の遺伝子情報データベースを活用することで、間もなく公開されるヒトゲノム配列のみからは得ることの困難な多くの遺伝子の情報を入手できるだけでなく、提供される遺伝子クローンを使って直ちにスクリーニング研究やメカニズム解析といった創薬研究を展開できるようにもなります。
ゲノム関連研究は今後の医薬品の研究開発に必須であり、当社では最重点研究の一つとして強化を進め、本年10月に住友化学と共同でゲノム科学研究所を設立しました。他の創薬研究所等と連携して、新規創薬ターゲット遺伝子(蛋白質)の探索およびその機能解析や、開発候補化合物の作用メカニズム解明、副作用予測などを行うことにより先進的かつ明快なコンセプトを有する医薬品の創製に取り組んでいます。
このたびのインサイト社との提携により、ゲノム創薬研究を一層強化でき、さらには創薬研究全体の効率化が推進できるものと期待しています。

以上

○インサイト・ゲノミクス社 会社概要
会社名 インサイト・ゲノミクス社(Incyte Genomics, Inc.)
設立 1991年4月
本社 米国カリフォルニア州パロ・アルト(Palo Alto)
社長(CEO) ロイ ウィトフィールド(Roy A. Whitfield)
従業員数 約1400名
事業内容 ゲノム情報に基づいた製品とサービスの提供
主要製品 遺伝子情報データベース(LifeSeq Gold Database、PathoSeq Database、ZooSeq Database等)
遺伝子データ処理のソフトウェア(LifeTools、LifeArray、LifeProt)
DNAチップ、cDNAクローンなどのゲノム関連研究試薬
売上高 157百万ドル(1999年)