ニュースリリース

2000年6月22日

カロリンスカ研究所にアルツハイマー病治療薬の研究拠点

当社は、スウェーデンのカロリンスカ研究所とアルツハイマー病治療薬の研究開発を目的として、5年間の共同研究契約を6月19日に締結しました。
カロリンスカ研究所はスウェーデンの総合医科大学で、ノーベル生理医学賞の審査・選定を行うなど、生命科学の分野では世界的に著名な研究教育機関です。なかでもカロリンスカ研究所アルツハイマー病研究センターが行っているアルツハイマー病に関する研究は、質、量ともに世界最高水準にあります。

当社は、カロリンスカ研究所アルツハイマー病研究センター内に研究施設を設置し、カロリンスカ研究所と一体となって研究を行います。同センターが保有する良質のブレインバンクやこれまでの豊富な研究蓄積を活用して、発病メカニズムを解明する基礎研究を行うとともに、基礎研究から得られた成果をもとに新しい作用機序による治療薬の創薬研究を行います。
当社は研究施設にかかる費用および研究費を負担します。本研究で得られた成果は当社が所有し、有望な化合物が得られた場合は当社が世界で独占的に開発販売する権利を有します。

当社は精神・神経系を重点研究領域としており、これまでに抗パーキンソン病薬「ドプス®」、抗不安薬「セディール®」などを販売し、現在も精神分裂病治療薬の「ルーラン®」やSM-13496、BDNF(脳由来神経栄養因子)などの研究開発を進めています。
アルツハイマー病は、今後世界的に増加が予想されるものの、原因は解明されておらず、病気を根本から治療する薬剤は未だに見出されていないことから、当社では重点研究疾患の一つとしています。
有望な創薬シーズの発掘や最先端研究の情報収集をするためには海外研究機関との提携が有効で、提携先としてアルツハイマー病の最先端研究を行っているカロリンスカ研究所が最適であると判断しました。研究提携についてスウェーデン政府、在日大使館の支援を受けて協議を進めてきた結果、このたび契約締結することとなったものです。
カロリンスカ研究所との共同研究により、当社のアルツハイマー病治療薬の創薬研究が加速されるとともに、精神・神経系の研究開発力が強化されるものと期待しています。

以上