ニュースリリース

2005年3月15日

新規糖尿病治療薬「KGA-2727」のライセンス契約締結のお知らせ

キッセイ薬品工業株式会社(代表取締役社長:神澤陸雄)と大日本製薬株式会社(代表取締役社長:宮武健次郎)は、キッセイ薬品が創製した新規糖尿病治療薬「KGA-2727」について、本日、ライセンス契約を締結しましたのでお知らせ致します。

本契約により、大日本製薬はキッセイ薬品より、日本における「KGA-2727」の開発権及び販売権を取得し、キッセイ薬品は大日本製薬より契約一時金及び開発段階に応じたマイルストンの支払いを受けることとなります。

「KGA-2727」はキッセイ薬品が創製したNa+-グルコース共輸送担体(SGLT1)に対する選択的阻害薬であり、消化管からの糖の吸収を抑制し食後高血糖を改善する新規作用機序の糖尿病治療薬です。本剤は、各種糖尿病動物モデルにおいて食後高血糖改善効果が確認されており、新しいアプローチの糖尿病治療薬として期待されています。
今後、本剤の非臨床試験をキッセイ薬品が継続して実施するとともに、大日本製薬が臨床開発を行い、大日本製薬が国内で販売を行います。なお、キッセイ薬品は本剤について、大日本製薬が実施する臨床開発に参画する権利と並行販売する権利を留保しています。
海外における本剤の開発・製造・販売等の権利は、キッセイ薬品が引き続き保有します。

以上

<ご参考>

SGLT1(Sodium-dependent Glucose Transporter 1) :
糖の生体内での輸送にかかわる糖トランスポーターの一つ。小腸に多く存在しており、消化管での糖吸収の主要な役割を担う。
SGLT1阻害薬は、SGLT1の働きを直接阻害して糖の消化管吸収を抑制することにより、食後高血糖を改善することが期待される。
α-グルコシダーゼ阻害薬は小腸の二糖類分解酵素を阻害し、二糖類の分解を抑制して食後の糖吸収を遅延させる。