ニュースリリース

2003年4月11日

イリド・レンサ混合不活化ワクチンの新発売について

大日本製薬株式会社(本社:大阪市、社長:宮武 健次郎)と財団法人阪大微生物病研究会(本部:吹田市、理事長:東 雍)は、阪大微生物病研究会が製造する動物用医薬品 イリド・レンサ混合不活化ワクチン「ビケン」を、大日本製薬が4月9日に新発売しましたので、お知らせいたします。

イリド・レンサ混合不活化ワクチン「ビケン」は、海産養殖魚のブリ属魚類(ブリ、カンパチ、ヒラマサ等)において被害の大きいイリドウイルス感染症とα溶血性レンサ球菌症を1回(0.1mL)の注射で予防できる混合ワクチンで、阪大微生物病研究会が2002年12月24日に製造承認を取得したものです。イリド・レンサ混合不活化ワクチンは世界で初めてのワクチンです。

イリド・レンサ混合不活化ワクチン「ビケン」は次のような特長を有しています。

  1. 1回の注射でイリドウイルス感染症とレンサ球菌症を同時に予防できます。
  2. 注射後、早期(少なくとも3日後)に発症防御能を誘導します。
  3. 種々の野外流行株に対する効果を確認しています。
  4. 投薬治療が困難なレンサ球菌(薬剤耐性菌)に対しても効果を確認しています。

これまではそれぞれ単独のワクチンしか販売されていませんでしたが、混合ワクチンの発売により、生産者のワクチン注射に係る労力や時間が軽減され、計画的な養殖魚の生産を通して養殖業の経営安定化に貢献できると共に、安全な養殖魚を消費者に供給できるものと期待しています。また、ワクチンの普及により治療薬剤の使用が減るものと考えています。

本ワクチンは2002年11月、田辺製薬(株)から大日本製薬への動物薬事業の営業譲渡に伴う製品です。大日本製薬では、初年度約5億円の売上を見込んでいます。

以上

※ 本件は、財団法人阪大微生物病研究会との共同発表です。