ニュースリリース

2002年2月12日

不安・うつ病治療薬の導出について

大日本製薬株式会社 (本社:大阪市、社長:宮武 健次郎) では、当社が創製し開発中の不安・うつ病治療薬「AC-5216 ( 開発番号)」(一般名:未定) を、ノバルティス ファーマ社 (本社:スイス・バーゼル) へ導出するライセンス契約をこのほど締結いたしましたのでお知らせいたします。

この契約により、当社はノバルティス ファーマ社に対し、日本、中国、韓国、台湾を除く全世界において、「AC-5216」を独占的に開発・販売する権利を付与しました。

「AC-5216」は、抗不安薬の中心的薬剤である既存のベンゾジアゼピン系薬剤とは異なり、ミトコンドリア型ベンゾジアゼピン受容体にアゴニストとして作用することによりニューロステロイドの生成を促し、それがGABAA受容体等に作用するという新しいメカニズムに基づく抗不安、抗うつ薬です。

「AC-5216」は、非臨床試験の結果では、不安、うつの症状に低用量で効果を示し、また、既存のベンゾジアゼピン系薬剤で問題となっている筋弛緩、記憶障害、麻酔増強作用等の作用が見られませんでした。日本国内では現在、臨床試験 (フェーズⅠ試験) の準備中です。

当社は「AC-5216」を世界戦略商品の一つと位置付けており、今後は、ノバルティス ファーマ社と緊密な連携を取りながら、本剤の世界での開発を促進するとともに、国内での開発の効率化を図る所存です。

以上