ニュースリリース

2001年9月6日

犬用非ステロイド系消炎鎮痛剤の共同販売について

ファイザー製薬株式会社(本社:東京、代表:アラン・B・ブーツ社長)と大日本製薬株式会社 (本社:大阪、代表:宮武 健次郎社長)はこのほど、ファイザー製薬が開発・製造・輸入販売する犬用非ステロイド系消炎鎮痛剤 「リマダイル®錠」(一般名:カルプロフェン)を、9月17日から、両社が共同販売することで合意しました。
「リマダイル®錠」は、近年、犬の高齢化と共に、特に都市部の犬に多く発症している骨関節炎に伴う痛み(慢性痛、疼痛)を和らげる薬剤で、有害反応が少なく長期投与が可能なことが特徴です。一般に骨関節炎の治療には、「薬理療法(痛みを緩和するための投薬)」、「制限運動(穏やかで規則的な 運動)」と「体重管理(適正な体重の維持)」 という三つの要素が不可欠とされていますが、これまで見過ごされてきた犬の骨関節炎に由来する疼痛を緩和することで、その治療が大きく前進し、犬自身と飼い主のクオリティ・オブ・ライフ(QOL、生活の質)を向上させることができます。

リマダイル®錠は、米国ファイザーが開発し、米国では1997年1月に発売されました。現在世界100カ国で販売され、500万頭の犬に処方されています。日本ではファイザー製薬が2000年秋から試験販売を重ね、2001年3月に本格発売しました。

今回合意に至ったのは、日本の犬の推定飼育頭数が1,000万頭を超え、米国に次いで世界第二位となり、将来的に犬を中心としたコンパニオン・アニマル市場の拡大が見込める一方、両社が販売を提携することで、次の効果が期待できることによります。

  1. 両社の動物薬のマーケティング・ノウハウを結合し、相乗効果が期待できること、
    ● ファイザー製薬が、動物薬の研究開発からマーケティングで培ったノウハウ、特に同社のテクニカル・サービス部門のバックアップ強化
    ● 大日本製薬が、動物薬及びヒルズ社のペット用特別療法食のマーケティングで培った実績とノウハウ
    ● 大日本製薬の全額出資子会社マルピー・ライフテック(株)が展開しているコンパニオン・アニマル専門の診断検査事業を活用した販売促進活動の強化
  2. 犬の疼痛管理と骨関節炎に対する一般の飼い主への疾患啓発を拡大できること、
    ● 慢性疼痛管理については、まだ一般飼い主の認識が低く、両社の疾患啓発活動により、新たな需要を掘り起こすことが期待できる
  3. 両社の営業力の結合による販売機会の拡大・効率化を期待できること、
    ● ファイザー製薬と大日本製薬の営業部隊による販売拡大が期待できるほか、両社の卸・特約店など流通ネットワークを活用できる

共同販売では、製品パッケージと販売元表記を分ける以外は、リマダイル®錠のブランドのみとし、マーケティングで協力しながら、それぞれの販路で販売する計画です。
両社では、日本における犬用非ステロイド系消炎鎮痛剤の潜在需要を約30億円と推定しており、数年内に、両社合計売上10億円、あるいは約30%のシェア確保を狙う計画です。

以上

*本件は、ファイザー製薬株式会社との共同発表です。