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    <全国8万人の大規模調査より>

ニュースリリース

腰部脊柱管狭窄症の国内患者数は推定240万人~生活面における困難だけでなく精神的な苦痛を訴える患者さんの割合も高い~
<全国8万人の大規模調査より>

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田 正世)は、この度、腰部脊柱管狭窄症の患者さんおよびその疑いのある人の意識や行動実態を把握するため、40歳代以上の男女8万人を対象とした大規模調査を実施しました。この調査によって、推定患者数や治療実態、また、本疾患が生活や精神面に及ぼす影響などについて興味深い結果が得られましたので、お知らせします。

  • 腰部脊柱管狭窄症の国内推定患者数は約240万人
    40歳代以上の男女8万人を対象として調査を実施し、その結果に人口構成比などを考慮して算出したところ、国内における腰部脊柱管狭窄症の推定患者数は約240万人(40歳以上人口の3.3%)でした。
  • 240万人の中で腰部脊柱管狭窄症と診断されている患者さんは推定65万人(31.5%)
  • 主な症状は「間欠跛行(かんけつはこう)
    腰部脊柱管狭窄症の特徴的な「間欠跛行」の症状である「しびれや痛みはしばらく歩くと強くなり、休むと楽になる」(64.5%)と「太ももからふくらはぎやすねにかけて、しびれや痛みがある」(63.2%)が「主な症状」の上位に挙げられました。
  • しびれや痛みは、基本的な日常生活を脅かすだけでなく、趣味などの楽しみも奪っている
    症状に関する一番の悩みとして挙げられたのは、「歩くのが辛い」(16.9%)、「長時間歩けない」(10.2%)の順に多く、「歩けない」という悩みが約3割を占めました。また、症状による生活の変化として、「外出しなくなった」(14.0%)、「歩かなくなった」(10.8%)に加えて、「旅行やレジャーをしなくなった」(6.2%)など、自分の楽しみが奪われている傾向もうかがえました。
  • 生活面での困難だけでなく、精神的な苦痛を訴える割合も高い
    「私が○○した(なった)のは腰から足にかけてのしびれや痛みのせいだ(穴埋め自由回答)」という質問に対しては、外出や歩行が困難になったという実態に加えて、外出や歩行が苦痛になったなど後ろ向きな意識があらわれていました。さらには、「消極的になった、非活動的になった、意気消沈」(2.8%)、「憂鬱になった、気分が重くなった、暗くなった」(2.3%)など精神面への影響もあらわれており、精神的な苦痛と捉えられる回答を合算すると15.3%に上りました。
  • 9割が症状を「改善したい」
    症状に対する治療の意識は、「とても改善したい」が70.5%、「やや改善したい」が19.6%と極めて高い割合を示しました。また、しびれや痛みの程度が強いほど、治療に対する意識が高いことも明らかになりました。

本調査を監修した福島県立医科大学整形外科学教授 紺野愼一先生は次のように述べています。「今回の大規模調査において、腰部脊柱管狭窄症の推定患者数が240万人にものぼること、そのうちの約3割が腰部脊柱管狭窄症と診断されていることが明らかになりました。まだまだ疾患の認識が進んでいないことや適切に診断されていない可能性がうかがえることから、社会に対する情報伝達や啓発は喫緊の課題といえるでしょう。腰部脊柱管狭窄症はしびれや痛みといった症状によって、歩けない、家事・仕事ができないなど日常生活に多大な影響をもたらします。また、身体機能のみならず精神的な辛さにもつながることから、早期の診断と適切な治療で患者さんのQOL(Quality of Life:生活の質)を向上させることが最も重要です。」

当社は、腰部脊柱管狭窄症に唯一適応症を持つ末梢循環改善剤(一般名:リマプロストアルファデクス)を販売しており、腰部脊柱管狭窄症の疾患認知活動に注力しています。また、ホームページ上で、患者さんやご家族の方向けの情報サイト「現代腰痛事情」を展開し、腰部脊柱管狭窄症を含む腰痛の情報提供を行っています。
今回、腰部脊柱管狭窄症に悩む患者さんの実態をより把握するために大規模調査を実施し、患者さんが直面している実情が明らかになりました。当社はこの調査結果を基に患者さんの立場にたち、多くの患者さんがよりよい治療を受けられるよう医師の方への情報活動に努めます。また、腰部脊柱管狭窄症の早期発見・早期治療の重要性を一人でも多くの方に知っていただくために、啓発活動にもさらに尽力してまいります。

【調査概要】

調査 A本調査B
調査目的 腰部脊柱管狭窄症患者の総数を推計する 腰部脊柱管狭窄症患者の症状と治療・受診に対する意識を把握する
調査対象者 全国在住の40歳代以上の男女227,631人に腰部脊柱管狭窄症の診断サポートツール※を配信し、回答が得られた80,000人 調査Aで腰部脊柱管狭窄症と判定した1,017人にアンケートを配信し、回答が得られた519人
調査手法 インターネット調査 インターネット調査
実施期間 2010年2月20日~2010年3月3日 2010年3月5日~2010年3月7日
ウェイトバックの
方法について
調査上の数値が、実際の世間一般(母集団)の縮図となるように、性別・年代ごとの集計サンプル数にウエイト値をかけて1人分の回答を2人分などとして扱っている。

※ 腰部脊柱管狭窄症の診断サポートツール (紺野愼一; 日本腰痛会誌15巻1号2009年10月)
患者さん自身が記入する問診票。重み付けされた質問ごとの点数があり合計点が13点以上の場合、腰部脊柱管狭窄症の可能性が高くなる(感度92.7%、特異度84.7%)。

【腰部脊柱管狭窄症について】

腰部脊柱管狭窄症は、加齢に伴う腰部の脊椎の変性により脊柱管内の神経と血管が圧迫を受け血流障害を起こし、腰から下肢にかけてしびれや痛みなどの症状を呈する疾患です。

以上