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2017年11月21日印刷はこちらからライセンス

非定型抗精神病薬「LATUDA(ルラシドン塩酸塩)」の欧州における販売提携のお知らせ

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田 正世)は、このほど、Angelini S.p.A.(本社:イタリア ローマ、CEO:Gianluigi Frozzi、以下「Angelini社」)との間で、当社が創製した非定型抗精神病薬「LATUDA®」(一般名:ルラシドン塩酸塩、以下「ラツーダ」)の欧州における販売拡大を目的とした提携契約を締結しましたので、お知らせします。

本契約に基づき、当社グループの欧州法人であるサノビオン・ファーマシューティカルズ・ヨーロッパ・リミテッド(以下「SPE社」)はAngelini社に、欧州29カ国およびトルコ(以下「テリトリー」)におけるラツーダの独占的販売権を許諾し、ラツーダの欧州の販売許可承認をAngelini社に移管します。また、当社は、Angelini社に製剤バルク(ただし、当初は完成品)を供給します。

Angelini社は、ラツーダについて、欧州の販売許可承認を保持し、テリトリーで販売します。テリトリーでの最初の販売として、Angelini社は2017年内にイタリアにおいてラツーダの販売を開始します。SPE社は、既販売国である英国、スイス、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマークおよびオランダにおいて引き続き販売を継続します。

当社の代表取締役社長である多田 正世は次のように述べています。「当社は、2015年の武田薬品工業株式会社との欧州におけるラツーダ事業の提携解消に伴い、欧州でのラツーダの販売提携について検討を進めてきました。このたびAngelini社と提携できることをうれしく思います。当社は、Angelini社との提携を通じて、欧州のより多くの患者さんにラツーダを提供できることを期待しています。」

Angelini社のCEOであるGianluigi Frozziは次のように述べています。「当社は、中枢神経疾患領域を重点領域の一つとしており、ラツーダの導入により製品ポートフォリオをさらに強化できることをうれしく思います。当社は、SPE社と緊密に連携して、より多くの欧州の国々でラツーダを販売することを目指します。」

イタリア、サンマリノ、バチカン、スペイン、アンドラ、オーストリア、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ、ギリシャ、ハンガリー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロベニア、スロバキア、ロシア、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ジョージア、カザフスタン、キルギスタン、モルドバ、ウクライナ、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン

(ご参考)

【ラツーダについて】

ラツーダは、当社が創製した独自な化学構造を有する非定型抗精神病薬であり、ドパミンD2、セロトニン5-HT2A、セロトニン5-HT7 受容体に親和性を示し、アンタゴニストとして作用します。セロトニン5-HT1A 受容体にはパーシャルアゴニストとして作用します。また、ヒスタミンH1およびムスカリンM1受容体に対してはほとんど親和性を示しません。
ラツーダは、統合失調症を適応症として、米国においては2011年、カナダにおいては2012年、スイスにおいては2013年、デンマーク、ノルウェーおよび英国においては2014年、オランダ、フィンランドおよびオーストラリアにおいては2015年、スウェーデンにおいては2016年、タイ、香港およびシンガポールにおいては2017年より販売されています。
当社は、日本においては統合失調症、双極Ⅰ型障害うつおよび双極性障害メンテナンスに対する承認取得を目指しフェーズ3試験を実施中であり、中国においては統合失調症を予定適応症とした新薬承認申請中です。また、南米4か国においては第一三共株式会社、台湾においては生達化学製薬股份有限公司、タイ、シンガポールおよび香港においてはDKSH (Thailand) Limited、韓国においてはBukwang Pharmaceutical Co., Ltd.、オーストラリアにおいてはServier Laboratories Australia Pty Ltd.、サウジアラビア、クウェートなど湾岸6カ国においてはNewBridge Pharmaceuticals Limitedと提携し、ラツーダの事業展開を進めています。

【Angelini社について】

Angelini社は、20世紀初めにイタリアで設立された非上場の国際グループ企業であり、20カ国に拠点を有し、従業員数は6,000名を超えています。医薬品事業は、Angeliniグループの事業の50%超を占める中核事業であり、2016年の売上高は16億ユーロ(約2,110億円)を超えています。
Angeliniの医薬品は、Angeliniの拠点、現地の製薬企業とのライセンス契約や戦略的提携といった幅広いネットワークを通じて60カ国を超える国々で提供されています。
Angeliniは、主に疼痛緩和、炎症、中枢神経、抗感染症、婦人科領域に注力しており、OTC市場で強いポジションを確立しています。研究開発においては、現在、疼痛および炎症疾患、感染予防および感染症疾患ならびに中枢神経疾患領域において複数のプロジェクトに取り組んでいます。詳しくは、Angeliniのホームページ(http://www.angelinipharma.com/)をご覧ください。

以上