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2016年10月24日印刷はこちらから企業

米国子会社サノビオン社による医薬品ベンチャー企業Cynapsus Therapeutics Inc. の買収完了について

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田 正世)の米国子会社であるサノビオン・ファーマシューティカルズ・インク(以下「サノビオン社」)による、Cynapsus Therapeutics Inc.(本社:カナダ オンタリオ州 トロント、以下「シナプサス社」)の買収手続きが完了しましたので、お知らせします。

サノビオン社は、10月21日(米国東部時間)付けで、シナプサス社の発行済株式(13,520,414株)およびワラントのすべてを取得しました。同日付けでシナプサス社は、サノビオン社の100%子会社となり、トロント証券取引所およびナスダック市場の同社株の取引は、停止されました。
株式、ワラントおよびストックオプションを含めた本買収の取得価額の総額は、約635百万米ドル(約659億円)となりました。

本買収により、当社グループは、シナプサス社がパーキンソン病治療剤として開発中(フェーズ3段階)の「APL-130277」(開発コード、一般名:アポモルヒネ塩酸塩)を獲得し、重点領域の1つである精神神経領域の開発パイプラインを一層強化することができました。
当社グループは、APL-130277について、パーキンソン病におけるオフ症状を対象として、2017年度上期(4-9月)に米国食品医薬品局(FDA)に新薬承認申請(NDA)を行うことを目指しています。

なお、本買収の概要につきましては、本年9月1日に「米国子会社サノビオン社による医薬品ベンチャー企業Cynapsus Therapeutics Inc.買収(子会社化)について」にて公表しています。

以上

(ご参考)

APL-130277について

APL-130277は、アポモルヒネ塩酸塩(ドパミン作動薬)を有効成分として含有する、簡便に服用できる舌下投与の薄いフィルム製剤であり、パーキンソン病におけるオフ症状を改善したい時に、速やかに改善する薬剤として開発されています。
アポモルヒネ塩酸塩は、進行性のパーキンソン病におけるオフ症状を一時的に改善するレスキュー薬として、唯一承認されている有効成分ですが、米国では、皮下投与の注射剤しか承認されていません。APL-130277は、アポモルヒネ塩酸塩の皮下投与による、様々な課題を解決すると同時に、パーキンソン病のオフ症状を速やかに、また安全かつ確実に改善するよう設計された薬剤です。朝のオフ症状も含めた、すべてのオフ症状に対して臨床試験が実施されています。

パーキンソン病のオフ症状について

パーキンソン病の薬物治療に用いられるレボドパ含有製剤の効果が切れることにより発現する、固縮(筋肉の硬直)、振戦(ふるえ)、動作緩慢などの症状のことです。オフ症状は全体のパーキンソン病患者さんの1/4から半分の患者さんに、1日に1回から6回、一般的には1回に30分から120分間、症状が発現します。

以上

【将来事象に関する記載にかかる注意事項】

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