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2013年10月09日印刷はこちらから企業

米国における抗がん剤販売会社設立のお知らせ

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田 正世)は、本日、当社100%出資の米国持株会社の完全子会社として、米国に抗がん剤の販売会社を設立することを決定しましたので、お知らせします。

1.販売会社設立の目的

当社は、米国子会社のBoston Biomedical, Inc.(BBI社)が創製した抗がん剤BBI608について、現在、第Ⅲ相国際共同臨床試験を実施しており、これと並行してBBI608の開発が成功した場合の、米国内での販売体制・組織について検討を進めてきました。
抗がん剤の販売には高度な専門性が求められるため、当社は、既存の米国子会社とは独立した新会社形式で抗がん剤に特化した販売体制・組織の整備を進めることとし、BBI608の開発の進捗状況に応じて販売開始準備を適切に進められるように、販売会社を設立することとしました。今後、当該新会社は、BBI608の発売に向けて販売準備に関する業務を行います。
なお、すでに公表のとおり、BBI608の開発は2016年3月期の販売開始を目標として進めていますが、当該新会社の設立は、BBI608の開発進捗状況に関して変更があったことを意味するものではありません。

2.新会社の概要

  • (1) 会社名 : Boston Biomedical Pharma, Inc. (BBP社)
  • (2) 所在地 : 米国マサチューセッツ州ケンブリッジ
  • (3) 代表者(President) : 野村 博
     営業責任者(Chief Commercial Officer : CCO) : Ms. Patricia S. Andrews
  • (4) 事業内容 : 米国における抗がん剤の販売
  • (5) 出資金 : 8,100千米ドル
  • (6) 設立年月 : 2013年10月(予定)
  • (7) 株主構成 : 当社100%出資の米国持株会社(大日本住友製薬アメリカホールディングス・インク)の完全子会社
  • (8) 決算期 : 3月31日

3.今後の見通し

当該新会社の設立による2014年3月期の連結業績に与える影響は軽微です。当社は、2013年2月18日に公表した第三期中期経営計画において、BBI608を米国で2016年3月期に発売することを目標にしており、2018年3月期のBBI608の米国での売上高を650百万米ドル程度と見込んでいます。

(ご参考:BBI608について)

BBI608は、米国子会社Boston Biomedical, Inc.(BBI社)が創製し、開発中のファースト・イン・クラスの経口の抗がん剤であり、非臨床試験において、Stat3経路、Nanog経路およびβ-カテニン経路を抑制することが示されています。
BBI608は、がん幹細胞(幹細胞様性質を有するがん細胞)の自己複製を阻害し、がん細胞に加え、がん幹細胞に対して細胞死を誘導する新しいメカニズムの低分子化合物です。がん幹細胞およびがん細胞の両方に作用するために、がん治療の課題である治療抵抗性、再発あるいは転移に対する効果が期待されます。

以上

(注) 本プレスリリースに含まれる将来の予測に関する事項は、発表日現在において入手可能な情報による当社の仮定および判断に基づくものであり、既知または未知のリスクおよび不確実性が内在しています。従って、実際の業績等は今後さまざまな要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。