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2013年05月08日印刷はこちらからライセンス

中国におけるリマプロストに関する事業展開についてのお知らせ

小野薬品工業株式会社〔本社:大阪市中央区、代表取締役社長:相良暁〕(以下、小野薬品)と、大日本住友製薬株式会社〔本社:大阪市中央区、代表取締役社長:多田正世〕(以下、大日本住友製薬)は、両社の共同研究から創製された経口プロスタグランジンE1誘導体製剤であるリマプロスト アルファデクス*1(以下、リマプロスト 両社製品名:オパルモン®錠5μg/小野薬品、プロレナール®錠5μg/大日本住友製薬)に関して、中国における事業展開について合意しましたのでお知らせいたします。

本合意に基づき、小野薬品は、中国において腰部脊柱管狭窄症*2に対する適応取得を目的にリマプロストの開発を行い、販売承認取得後、大日本住友製薬の中国子会社である住友制葯(蘇州)有限公司*3(以下、住友制葯(蘇州))に中国でのリマプロストの独占的販売権を許諾いたします。なお、小野薬品は中国において、リマプロストを住友制葯(蘇州)と共同販促を行う権利を留保しております。

また、小野薬品は、今回の住友制葯(蘇州)とのリマプロストの販売権に関する契約締結に伴い、住友制葯(蘇州)より契約一時金を受け取ります。

両社は、中国において高齢化の進展とともに腰部脊柱管狭窄症患者の増加が予想されることに加え、同疾患において未だ有効な治療薬が存在しない状況から、国内におけるリマプロスト事業提携を中国にも拡大することとしました。

今回の提携により、大日本住友製薬は中国におけるさらなるプレゼンスを獲得するとともに、小野薬品は今後中国において事業展開を進めていくこととなります。

*1:リマプロスト アルファデクスについて

リマプロスト アルファデクスは、末梢血管拡張による血流量増加作用および血小板凝集抑制作用を有する生理活性物質プロスタグランジンE1(PGE1)を、経口で投与可能にしたPGE1誘導体製剤です。本剤は、小野薬品と大日本住友製薬との共同研究より創製されました。1988年に「閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの虚血性諸症状の改善」の効能・効果で製造承認を得て、2001年に「後天性の腰部脊柱管狭窄症(SLR試験正常で、両側性の間欠跛行を呈する患者)に伴う自覚症状(下肢疼痛、下肢しびれ)および歩行能力の改善」の効能・効果が追加されております。

*2:腰部脊柱管狭窄症について

腰部脊柱管狭窄症は、特に高齢者に多く発症し、主に加齢による骨変化(椎間間節や椎骨の変形)や脊柱管の内壁を被う靭帯の肥厚などが原因で腰部脊柱管の内腔が狭くなり、脊柱管の中を通っている馬尾神経に栄養を供給する血管の血液循環が悪くなり神経機能が障害される疾患で、下肢の疼痛やしびれにより歩行が困難(間欠跛行)になることが多いと言われております。

*3:住友制葯(蘇州)有限公司について

住友制葯(蘇州)有限公司は、2003年に中国の江蘇省蘇州に設立された大日本住友製薬の子会社です。同社は、従業員670名(2012年12月31日現在)を擁し、中国における売上高は65億円(2011年度)です。
住友制葯(蘇州)有限公司の詳細な情報につきましては大日本住友製薬のホームページをご確認下さい。

以上