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2012年09月06日印刷はこちらから企業

米国子会社サノビオン社による医薬品企業Elevation Pharmaceuticals, Inc.の買収完了について

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田正世)の米国子会社であるサノビオン社によるElevation Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ、以下「エレベーション社」)の買収手続きが9月5日(米国時間)付けで完了しましたので、お知らせします。

同日付けでエレベーション社はサノビオン社の100%子会社となり、社名を「Sunovion Respiratory Development Inc.」に変更しました。なお、同社のCEOは、サノビオン社のVice Chairである野村 博が務めます。

サノビオン社のVice Chair 野村 博は次のように述べています。「サノビオン社は、従来から呼吸器領域をフランチャイズの一つとして医療関係者や患者さんのニーズに対応する医薬品を提供しています。今回のエレベーション社の買収により、フェーズ2臨床試験段階にある慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療剤「EP-101」を獲得できました。今後、同剤の開発を推進し、2016年までに米国で上市することを目指します。」

本買収の概要につきましては、本年8月31日に「米国子会社サノビオン社による医薬品企業Elevation Pharmaceuticals, Inc.買収(子会社化)について」にて公表しています。

(ご参考)EP-101の概要
EP-101は、glycopyrrolate(グリコピロレート)を有効成分とする長時間作用性ムスカリン受容体拮抗薬(LAMA)であり、独自なネブライザーシステム「eFlow®」※を用いて使用する吸入液剤です。
COPDの治療には、通常、吸入気管支拡張剤〔長時間作用性β2受容体刺激薬(LABA)や長時間作用性ムスカリン受容体拮抗薬(LAMA)など〕およびコルチコステロイドが使用され、これらは、ドライパウダー製剤、定量噴霧式吸入剤等により投与されます。現時点においては、ネブライザーを使用する気管支拡張剤は存在しますが、ネブライザーを使用するLAMAは存在しません。
EP-101は、現在の治療法でうまく症状をコントロールできない患者さんまたはネブライザーの使用を好む患者さんのために設計されました。
EP-101は、既に2本のフェーズ2臨床試験が実施されており、2012年内に追加のフェーズ2臨床試験を実施し、2013年下半期にフェーズ3臨床試験を開始する予定です。

※ 「eFlow®」はPARI Pharma GmbH(本社:ドイツ)が開発したネブライザーシステムであり、Sunovion Respiratory Development Inc.は同社よりライセンスを受けています。このネブライザーシステムにより、投与時間が2分以内であり(現行のネブライザーでは5分~10分の時間が必要)、また、現行のネブライザーデバイスよりも作動音が小さくて、軽量であるといった特長を有しています。

以上