アニュアルレポート2017
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医療機関への迅速かつ正確な情報提供 当社では、医薬品の効果がより安全に発揮されるよう、適正使用情報を迅速かつ的確に医療現場に提供しています。例えば、添付文書の使用上の注意に新たな副作用を追加する場合、処方する医師や薬剤師の先生方に対し、「使用上の注意改訂のお知らせ」文書でどのような副作用に注意が必要なのかMR、当社医療情報サイトを通じて迅速に伝達します。さらに、MRが持つタブレット端末に「使用上の注意改訂のお知らせ」をより詳しく説明するための情報を搭載し、医療機関の先生方に的確にお伝えできるようにしています。 また、医療機関で患者さんに説明するための資料として、主に服用方法や副作用の具体的な症状などについて記載した「くすりのしおり」や「指導箋」を作成しています。特に「指導箋」は、高齢者や子どもの患者さんにも伝わりやすいように、イラストを用いるなどポイントが一目でわかるような工夫をしています。活動信頼性保証における 当社は、医療関係者が必要とするニーズを的確に捉え、そのニーズに応える客観性、公平性、信頼性、エビデンスレベルの高い情報を提供・発信する体制を強化するべく、メディカルインフォメーション部とメディカルアフェアーズ部を本社組織に移管しました。両部門は、同じ担当執行役員の下、メディカルサイエンス体制として強く連携して業務を行います。 メディカルインフォメーション部では、MRの安全性情報や品質情報の提供の支援、プロモーション用資材等の社外向け情報の審査、講演会等のスライドの確認等を行い、適正な情報提供を推進します。 メディカルアフェアーズ部は自社医薬品の有効性・安全性を、患者さんや医療関係者のニーズに応えるため、科学的観点から製品情報を発信することで、自社医薬品の真の価値を提示していきます。さらに、神経内科領域のMSL(メディカルサイエンスリエゾン)を設置し、医療関係者と科学的議論を行うことにより新規エビデンスの構築や剤型追加・効能拡大につながる医療ニーズの発掘をはじめ、臨床研究対応、その他医療関係者のリクエストに応じた高度な情報提供を行います。 新たなメディカルサイエンス体制により、質の高い情報提供活動を強化するとともに、医療現場のニーズを踏まえ、アンメット・メディ医療ニーズに応えるサイエンスレベルの高い情報の提供・発信CSRCSR問い合わせ対応専用窓口「くすり情報センター」  当社製品に関連した問い合わせ窓口として「くすり情報センター」を設け、患者さんやそのご家族、医療関係者からの問い合わせに対応しています。今後も迅速・的確・丁寧に医薬品の適正使用情報を提供することにより、患者さんの健康に寄与していきます。 くすり情報センターはメディカルインフォメーション部に統合し、問い合わせ対応、ナレッジの共有、FAQへの反映等を同一部門で実施することにより、より質の高い科学的根拠に基づいた情報提供を迅速かつ効率的に行うとともに、問い合わせ対応により得た社外の要望等の声を社内に適切にフィードバックし改善につなげる役割を強化しています。※2 Good Vigilance Practice「医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の製造販売後安全管理の基準(製造販売後安全管理基準)」■ 2016年度の問い合わせ総数(約48,500件)このため、市販後は医薬品の安全性や有効性について幅広く情報を収集・評価し、医薬品のベネフィットとリスクとのバランスを考慮したうえで、医薬品の適正使用を推進することが必要です。また、医療現場で適正に使用していただくためには必要な情報を迅速に提供することが重要です。 当社では、国内においては医薬品医療機器等法やGVP※2を遵守したファーマコビジランス(医薬品安全性監視)活動を行い、医薬品の安全性確保や適正使用の推進に努めています。 また、複数国で開発または販売されている当社製品の安全性に関する情報を一元管理して評価し、医薬品の安全性確保のために必要な対策を決定しています。カル・ニーズを満たすことで、患者さんやそのご家族の健やかな人生に貢献していきます。30.8%17.4%17.2%15.7%7.7%2.8%8.4%製剤関連安全性関連臨床使用関連資料・資材請求法規・制度・レセプト関連販売中止・流通関連その他大日本住友製薬株式会社 アニュアルレポート201732

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