アニュアルレポート2017
15/74

 2016年度の連結業績は、売上高4,116億円(前期比2.1%増)、営業利益528億円(前期比42.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益も290億円(前期比17.4%増)と増収増益となり、過去最高を更新しました。株主還元につきましては、中期経営計画で掲げる営業利益目標の500億円を1年前倒しで達成したことから、普通配当18円に特別配当2円を加えて1株当たり20円といたしました。 2016年度は、北米において「ラツーダ」が12億ドル超えを達成し、抗てんかん剤「アプティオム」、長時間作用型β作動薬「ブロバナ」も好調に売上を伸ばしました。こうして売上が拡大した一方、売上原価が為替の影響で減少したことから、セグメント利益は181億円の大幅増益となりました。国内は、高血圧症治療剤「アイミクス」、パーキンソン病治療剤「トレリーフ」、GLP-1受容体作動薬「トルリシティ」といった戦略品・新製品の売上が伸長しました。その結果、A1Q12016年度(2017年3月期)を振り返って、業績をどのように評価していますか。北米事業の着実な成長により売上・利益とも過去最高を更新しました。国内全体では数量ベースで前年を上回りましたが、薬価改定の影響によって金額ベースでは減収となり、セグメント利益も32億円の減益となりました。中国では主力のカルバペネム系抗生物質製剤「メロペン」の売上が拡大し、元ベースで増収となったものの、為替の影響で円ベースでは減収となり、セグメント利益も12億円の減益となりました。 研究開発費は、がん領域のナパブカシンの開発費用増のほか、買収に伴う後期開発品目の開発費増加などによって、実質では増加しましたが、為替影響もあり12億円減少しました。 このように2016年度は、薬価改定や為替影響により国内、中国で苦戦を強いられたものの、北米事業の着実な成長によって、当初の計画を上回る業績を達成することができました。これもグループ全役員・従業員のたゆまぬ努力の成果であると考えています。 しかしながら、当社の営業利益率は業界においていまだ十分な水準には達しておらず、さらに2年後の2019年には「ラツーダ」の独占販売期間満了による業績の落ち込み、いわゆる“ラツーダクリフ”を迎えます。引き続き、高い緊張感と危機意識をもって“ポスト・ラツーダ”の育成と事業基盤のさらなる強化に全力を注いでまいります。売上高営業利益親会社株主に帰属する当期純利益4,0322015年度実績3692474,1162016年度実績52829084増減額前期比158432.1増減率(%)42.917.4(億円)大日本住友製薬株式会社 アニュアルレポート201714

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る