顧客ニーズの把握と反映

患者さんのニーズへの対応

患者さんのニーズへの対応当社は、いまだ十分に満たされていない医療ニーズ(アンメット・メディカル・ニーズ)に向き合い、最先端の技術による革新的な新薬の創出に挑戦し続けています。
研究重点領域である精神神経領域やがん領域、および新規分野として治療薬のない疾患分野や再生・細胞医薬分野に積極的に経営資源を投入しています。

「研究開発」に関しては、こちらをご覧ください。
「未承認薬・適応外薬の開発要望への対応」に関しては、こちらをご覧ください。
当社にとって、当社製品を使用される患者さんの安全の確保は最優先事項です。開発段階において、患者さんのニーズに応じた剤形や効能などを開発計画に反映することに加え、医療事故防止対策の一環として、製品の識別性向上、注意喚起文書の配布などに主体的に取り組み、患者さんの安全の確保を図っています。
また、患者さんの多様なニーズにグローバルな事業基盤を活用して幅広く応えていくとともに、専門性を磨き、より信頼性の高いデータの提供に努めています。

顧客ニーズの製品・情報・サービスへの反映

医薬品の包装やラベルのデザインは、法律で規定された情報の提示など、多くの制限の中でデザインされる特殊な環境にあります。多くの制限の中では、どうしても各社製品の包装やラベルはデザインが類似することとなり、医薬品の取り違えなどの一因にもなっています。
そこで、当社では、生産本部の包装表示チームが中心となって、医療現場における取り違え防止に向けた包装・表示デザインの改善など、医療機関や患者さんの要望に応える取り組みを進めています。特に、医薬品は取り違うと重大な問題が発生しかねないことから、識別性の高い包装表示に努めています。既存品に、名称や包装デザインの類似がないことを確認してから発売していますが、それでも取り違えが発生するような場合は、その製品に関係する企業と協議の上、取り違えがないよう名称やデザインを変更するなど、早急に対応しています。

薬剤名称の変更

当社製品である高血圧症・狭心症・不整脈/本態性振戦治療剤「アルマール錠5/錠10」(一般名:アロチノロール塩酸塩)と、他社の経口血糖降下剤との薬剤取り違え事例が発生したことに対し、2011年度、医療事故防止対策の一環として、注意喚起文書の配布、PTPシートのデザイン変更などの対策を講じました。その上で、さらなる取り違え防止対策として、製品販売名を「アロチノロール塩酸塩錠5mg「DSP」/錠10mg「DSP」に変更し、患者さんの安全の確保を図りました。

ピッチ印刷の採用

ピッチ印刷の採用当社は、製品の識別性向上を目的として、2011年度から、PTPシートへのピッチ印刷の採用を拡大し、製品の安全対策に努めています。1錠ごとに、製品名と含量を記載することで、シートを切り離した時の取り違い防止効果が期待できます。

ボトル容器のふた(天面)への製品名印刷の採用

当社は、2012年度、製造ラインの中で、錠剤を入れるボトル容器のふた(天面)に製品名をレーザー印字できる仕組みを業界で初めて採用しました。医療機関では、こうしたボトル容器を引き出しに格納していることが多く、ふた(天面)にも製品名を表示することで、より取り出しやすくなります。

インフォームド・コンセントの形成をサポート

インフォームド・コンセントの形成をサポートインフォームド・コンセントとは、患者さんが治療や診療を受ける際に、「自分の病気のことやその治療方針について、医師などから十分に説明を受け、患者さん自身が説明の内容をよく理解し納得した上で、患者さん自身の意思で治療を受けることに同意(承諾)する」という意味です。

特に治験の場合は、医薬品候補物質の有効性や安全性を確認している途中段階であるだけに、インフォームド・コンセントの形成には、十分なデータの提示と丁寧な説明が求められます。患者さんが治療の選択をしやすいよう、当社は国内外における治験の実施状況や、治験結果から予測される可能性など、広範にわたるデータを理解しやすいように整理して提供しています。